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【ヒロアカ】相澤消太の最初で最後の初恋

第3章 ヴィランとヒーロー


この日、事務所のポストにあいつ宛の手紙が届いた。

復澤
「私宛?誰から?」

消太
「さぁな」

復澤
「まぁいっか!どれどれ〜」

そう言いながら手紙を開いていく。
だが、徐々にあいつの顔が暗くなった。笑顔が消えた。

消太
「どうした?」

復澤
「!な、なんでもない!
ほ、ほら仕事の準備しよ!」

あいつは嘘が下手だ。
嘘をつくと必ず歯切れが悪い。かなり噛む。
かなりの馬鹿だ。
バレたくない事があるのに、それを知られる物を何かしらどっかにある。
だからすぐに解ったんだ。

『復澤消子様

この度、この様な手紙を書いたのは、貴方に仕事を頼みたいからです。

単刀直入に申し上げます。
ヴィランとなり、我々に情報を提供して頂きたいのです。
これは、我々が考え、貴方が適任だと思いました。

それなりの対価はあります。
お考え下さい。

住所は別の紙に書いてあります。』

消太
「⁉︎消子‼︎」

いつもならすぐ返事をするあいつは、誰にも言わずに事務所を出て行った。

消太
「消子⁉︎消子‼︎
どこいった?くそっ‼︎」

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