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[HQ] 好きな人

第22章 秘密と特訓


『見つけた~』


菅原
「あれ山城どうしたの?」


レシーブの練習を翔陽としていたらしく2人一緒に居た


日向
「萩先輩もしかして菅原さん探してたんですか!」


すみませんと謝る翔陽にお弁当を差し出した


『確かに孝支を捜してたけど翔陽の事も探してたよ?
これお握り何だけど・・・食べてくれるかな?』


菅原
「そういやお弁当作って来たって言ってたな
俺も食べていい?」


『勿論だよ一緒に食べよ』


日向
「うわぁぁ!おれ女子の手作り食べるのはじめてです!!」


大げさに喜びながら口いっぱいにお握りを頬張る姿はまるでリスの様に見えた


菅原
「のどに詰まるぞ、もう少しゆっくり食べろよな(笑」


『明日も作って来るから食べてね』


日向
「はい!?」


次の日からも朝早くに起きて毎日お握りを作った
木曜日午前5時30分
寝坊して孝支に遅れると伝えてお握りを作り急いで学校へ向う
途中で鼻歌を歌う龍に会って一緒に体育館に入って行く


『孝支おは・・・え?』


扉を開くと飛雄と翔陽がレシーブ特訓の真っ最中だった


田中
「・・・コレどのくらいやってんスか?」


菅原
「俺が来てからは15分たってる」


『え!連続で!?』


菅原
「うん」


田中
「ゲッ」


翔陽は拙い技術を補う圧倒的運動センスがあった


そろそろ限界だろ!と言う飛雄の声に
ボールを落としてない!!と答える翔陽
飛雄はつい思いっきり後ろへとアタックした
しかし無茶だと思ったボールを翔陽は追いかけた


日向
「ぎっ」


田中
「!!上がったっ!!」


ズシャーーッと顔面からダイブしながらもボールを上げた


田中
「スゲーぞ日向ァ!」


それを見ていた飛雄は帰って来たボールをトスした


田中
「!?トス!?」


菅原
「影山がトスを上げた・・・!?」


ふらふらしながら立ち上がった翔陽に飛雄が上げたトスが目に入ったその瞬間物凄く笑顔になった
それを見て引く孝支と龍
翔陽は走って来てジャンプをして思いっきりアタックをした


菅原
「相変わらずよく飛ぶなぁ~!」


田中
「あんな状態から打ちやがった・・・
しかも、あんな嬉しそうに」


トスを打った後の翔陽は息も絶え絶えで飛雄と話し終えたところで床にリバースをしてしまった


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