第22章 秘密と特訓
『ねえ大地
孝支知らない?』
お昼休みに入りお弁当を食べようと孝支の席を見るもそこに居なかった
澤村
「さあさっきまでは居たんだけどな」
『ん~仕方ないちょっと探して来るね』
せっかく作ったお弁当を渡し損ね
大量のお握りを持って教室を出てまずは2年の教室を目指す
『龍~居る~?』
田中
「カ―――・・・」
入口から中を覗くと大きな口を開けて寝ている龍を発見した
『・・・お き て?』
田中
「Σ!?」
耳元で囁きふっと息を吹きかけてみるとガバッッと起き上がった
『あっ起きた?』
田中
「おおおお起きままししたあぁぁぁーー//」
『ねえ、孝支知らない?』
田中
「し知らないです」
『そっか・・・起こしてごめんね?』
教室を出ようしてお弁当の事を思い出しUターンして龍の机にお握りを置いた
『朝渡し忘れてたんだけど良かったら食べてね』
そう言って今度こそ教室を出て行った
田中
「コラお前ら!!触るんじゃねえ!?これは俺んだーー!!」
山城が出て行ったあとの教室ではお握り争奪戦が繰り広げられていた
2年の教室を出て今度は1年の教室に行くも翔陽も飛雄も居なかった
諦めて自販機に飲み物を買いに行こうと歩いていると飛雄を発見した
『飛雄!もうご飯食べちゃった?』
影山
「はい。食いましたけどどうかしましたか?」
『お握り作って来てたんだけどね渡し忘れちゃってて・・・
もう要らないよね?』
影山
「・・・・貰っていいっスか」
『うん!』
貰ってくれると聞き満面の笑みでお握りを差し出した
『ちゃんとラップで握って来たから衛生面はばっちりだよ🎵』
影山
「・・・むしろ素手で握ってほしいっス(ボソッ」
『んっ?なんか言った?』
影山
「Σいえ!お握りありがとうございます!?」
『こちらこそ貰ってくれてありがとう
あっそうだ、教室に居なかったんだけど翔陽知らない?』
影山
「そこの角曲がったところに居ると思います」
『ありがとう飛雄』
飛雄と別れて小走りに走って行くとボールの音が聞こえて来た