第20章 デート
約束の土曜日がやって来た
澤村
「お疲れー」
全
「あざーっ
したーっ!!!」
部活が終わり後片付けを始める
菅原
「山城お昼から何か用事でもあるの?」
『Σえ!なんで?!』
菅原
「何かそわそわして時計よく見てたから」
田中
「スガさんは山城さんの事よくみてるっスッね~」
菅原
「Σえ!そんな事は(汗」
澤村
「じゃなきゃ気づかないよな~
山城が時計見てたなんてな」
ニヤニヤしながら突っ込まれた
『お昼から結花たちと出かけるから・・・』
菅原
「そ、そっか、楽しんできなよ」
『うん。また明日ね孝支』
菅原
「また明日な山城」
いったん家に帰り着替えをすませ結花と一緒に待ち合わせの駅前に急いだ
まだ誰も来ていないようで2人で談笑しながら待った
及川
「お待たせ~」
部活終わりのようでジャージで肩からスポーツバックを担いでいた
橘
「そのまま来たんだ」
松川
「ああ、家遠いからな」
岩泉
「で、どうする?」
花巻
「あそこは?」
及川
「Σえ!部活終わってまた運動するの?!」
指さした先に会ったのはスポーツセンター
松川
「今日土曜でこんでんじゃね?」
『それは大丈夫どうにかなると思うよ』
橘
「じゃ~行きますか」
スポーツセンターに入ると大勢の人で溢れていた
受付
「ただいま2時間待ちとなっております」
及川
「2時間待ちだってどうする?」
『社員用は今使ってるの?』
受付
「Σえ!お嬢様!?
今日は使っておりません!!」
『じゃあそこ使わせてもらってもいいかな?』
受付
「はい。すぐにご用意いたします」
急いで内線をかけ準備にかかった
5分後には案内されてコートに入った
受付
「お帰りの際はお声かけ下さい」
『ありがとう』
橘
「よ~し、それじゃあチーム分けはどうする?」
ぽかーんとする4人に結花が声をかけた
及川
「ええ!!どういう事」
『言ってなかった?ここ、お父さんが経営してるの』
花巻
「それでお嬢様なわけね」