第19章 親友
徹からは死角になっていたが結花の隣には山城が座っていた
及川
「Σ何で!!何でここに居るの!?
しかも着てる制服烏野じゃん!?
山城ちゃんも結花ちゃんも転校して来たの!?」
『転校であってるけど私もともと宮城出身なの
色々あってこっちに帰って来たの』
橘
「私は一静に会うため
あっ今一人暮らししてるから今度遊びに来てね♡」
松川
「おー行く行く」
惚気だした2人を無視して徹は山城に近づきギューと手を握った
及川
「会いたかったよ~これでいつでも会えるって事だよね?」
『そうだね』
及川
「じゃあじゃあ、デートしてよ🎵
ん~何時がいいかな?
あっ!土曜は?ねね土曜日で良いよね!?」
『土曜は部活があ(及川「朝だけでしょ?お昼からしようよ!」
『・・・・・うん。分かったそれじゃあお昼からね』
及川
「やった~🎵今から楽しみっ
Σ痛゛っ!!岩ちゃん何で殴るの!?」
岩泉
「うっせえんだよクソ川!?」
いきなり一に殴られるも握った手は離さない
山城は徹の手をじっと見つめて小首を傾げた
『何で徹の手は怖くないんだろう』
ボソッと呟いた言葉に結花が反応した
橘
「及川は大丈夫?
じゃあさ、岩泉は?」
岩泉
「あぁ?」
結花が一の手を引っ張った
岩泉
「Σうおっ!?」
バランスを崩し山城に覆いかぶさるように抱き着いた
サラサラの金髪が一の顔にかかりふわりと甘い香りが漂う
無意識にギュッと抱きしめるとピクッと山城が反応した
及川
「Σ岩ちゃん何してんの!!?」
花巻
「不可抗力だろう?」
橘
「どう?岩泉はどっち?」
そっと一が離れて行くと真っ赤になった山城が居た
橘
「山城顔真っ赤、ほぼ治ったんじゃない?」
『う、うん。今のは怖くなかった
何て言うか人肌が心地よかった//』
及川
「じゃあ!及川さんもギューってしっ痛゛っ!!ちょ岩ちゃん痛いっ!!?」
岩泉
「何抱き着こうとしてんだ!!」
松川
「騒ぐなよ及川!」
及川
「Σ酷っ及川さんの扱い雑過ぎ(泣」
松川
「結花送ってく、そろそろ帰ろう」
涙目で訴える徹を無視して一静は結花に声をかけた