• テキストサイズ

[HQ] 好きな人

第18章 挫折と貫徹


取り敢えず力に会いに来たけど
やっぱり部屋に2人になるのは少し怖いな


縁下
「あの、俺に何か用ですか?」


『ねえ、部活来ないの?』


縁下
「Σ!!」


『みんな待ってるよ』


縁下
「俺が居なくてもバレーは出来る」


下を向く力の顔は後悔でいっぱいだ


『力、逃げた私が言っても説得力無いけど・・・
どんなに上手い人でも壁にぶつかったり
逃げ出したくなる事あると思う
いっぱい悩んでやっぱり無理だと思うなら辞めても良い
でもまだバレーがしたいと、好きだと思ったらなら帰ってきて』


長い沈黙の後力は小さい声で喋りだした


縁下
「・・・・・部活さぼって最初はすごく快適に過ごしてました
でも、何か物足りないんです
監督の指導は正直俺にはキツイ・・・
けど、バレーがしたい!?俺バレーが好きです!!」


力の言葉を聞き山城は微笑む


『じゃあ今から一緒にバレーをやりに行こう(ニコ』


縁下
「ハイ!すぐ準備します!!」


立ち上がった力はクローゼットを開き制服を引っ張り出した
着ていた服を脱ぎ制服を身にまとうとベットの横に出しっぱなしにしていたスポーツバックを肩にかけた


縁下
「お待たせしま・・・・・」


行きおい良く振り返れば頬を少し赤く染め俯いている山城が居た


『あっ着替え終わった?それじゃあ行こうか』


縁下
「は、はい///」

































縁下
「あの・・・さっき逃げ出したって言ってましたよね
聞いても良いですか?」


一緒に烏野高校に向かって歩きながら先程の事を聞いて来た


『随分良くなったけど男の人と2人でいたり触れられると体が拒否反応起こすの』


縁下
「それなのにわざわざ俺の所に来てくれたんですか!?
でも何で・・・菅原さんが昔は違うかったって」


『私・・・・・・・・・・・・襲われたの』


/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp