第15章 進級&進学
°˖✧✧˖°黒尾side°˖✧✧˖°
山城が学校に来なくなって数か月
鉄朗は2年に進級した
研磨も無事に音駒高校の入学しバレー部に入部した
夜久
「黒尾」
「どうした夜っくん?」
2年になり同じクラスになった衛輔が声をかけて来た
夜久
「山城はいつになったら学校に来るんだ?」
「・・・・・わかんねえよ」
進級した際のクラス発表では同じクラスに山城の名前があった
1年の3学期を丸々休んでいたので進級できるか心配していた鉄朗だったが山城の名前があったので安心した
孤爪
「クロ、今日も行くの?」
部活が終わり早々に帰り支度を終えた鉄朗に片づけをしていた研磨が声をかけた
「ああ、会わせてくれねえだろうが行って来るわ」
鉄朗は山城が学校に来なくなってから毎日欠かさず家に行っている
ピンポーン
山城母
「はいどちら様?」
「黒尾です山城さんは・・・・」
山城母
「何度来られても会わすことは出来ません。貴方が悪い訳じゃ無いのは分かってるの・・・ごめんなさい」
ブツッとインターフォンを切られた
「今日もダメか・・・・」
次の日起きると夜中に山城からLINEが届いていた
<今まで楽しかった。
バイバイ
黒尾君>
別れを告げるLINEだった
“黒尾君”と書かれていた鉄朗でもクロでも無く“黒尾君”と