第3章 練習試合
橘
「おぉ!体育館おっきいね~」
鎌田
「俺は先生に挨拶してくるから着替えてアップしてろ」
鎌田が挨拶に出ていくと更衣室で着替えアップを始める
『そう言えば今日のメンバーは?』
橘
「山城には言って無かったっけ?」
ちょっと待ってと言ってメンバー紹介が始まる
Starting order
L坂東佳那
MB中野沙希 S橘結花 WS岡本るい
WS萩山城 WS大塚凛 MB小川陽菜
私、結花、るいが3年。沙希、佳那が2年。陽菜、凛が1年。因みにエースの香澄は2年だ
橘
「よーしアップ始めるよ!?」
軽いランニングから始まり
体操・ストレッチ―――ダッシュ―――パス
アップをしているところに声をかけられた
?
「山城さん!?」
振り向くと体育館入り口に懐かしい顔が見えた
『久しぶり飛雄、北川第一だったの?』
汗を拭きながら影山飛雄に駆け寄る
橘
「おやおや~浮気ですか山城」
岡本
「黒尾が泣くよ~」
『何言ってんの二人とも、昔こっちに住んでたって言ったでしょ』
橘
「そう言えば言ってたね」
影山
「山城さんはおれの師匠みたいなもんです」
小学校のころ飛雄と同じバレーボール教室に通っていた
影山
「東京から遠征が来るって聞いてもしかして山城さんが来るんじゃないかって思って見に来ました」
『少しは上手くなった?(クスクスッ』
影山
「はい。今は3年の及川さん見て覚えてます」
『及川さん?』
あの人ですと女の子に囲まれている及川を指さす
岡本
「あっ優男だ」
山城たちが見ていることに気付いた及川がこちらに歩いてくる
及川
「なんでトビオちゃんが山城ちゃんと仲良く話してんの?」
影山
「それ教えたらサーブトスのコツを教え(及川「イヤだね!なんで後々脅威になる奴を自分の手でこさえなきゃなんないのさ!イヤだね、バーカバーカ」
影山
「・・・・・(イラッ」
『だったら私が教えてあげる』