第2章 軽い男
?
「岩ちゃ~ん」
岩泉
「うっせえクソ川!?」
?
「Σえぇ!?まだ名前しか呼んでないよ!!」
岩泉
「で何だ」
?
「女バレがね練習試合するの知ってるよね」
岩泉
「だから?」
?
「部活始める前に見に行かない?」
にこにこ微笑む及川にキモッと言葉を投げつけながらも一緒に学校へと向かった
及川
「バス着いてるね」
岩泉
「東京?また遠くから来たもんだな」
ナンバープレートを見て岩泉が呟いているとバスの扉が開き選手が降りてきた
主将らしき子が体育館ってどこ?とキョロキョロ辺りを見回しバチッっと目が合った
橘
「すみませーん。ここの生徒ですか?」
及川
「そうだよ~」
橘
「練習試合に来た者ですがどこに行けばいいか知ってますか?」
岩泉
「女バレなら第2体育館だろ」
及川
「左から二つ目の建物だよ(ニコッ」
橘
「・・・・・ありがとうございました(ペコッ」
及川
「(あれ?いつもならキャ~♡ってなるのに???)」
『結花、場所わかった?』
橘
「うん、軽そうな男が教えてくれた」
『軽そうな男?』
こちらを見た山城と目が合った
及川
「うわぁ!?可愛い!!」
金髪サラサラロングでバレー選手にしてはやや小さいめな身長。それなのに出るとこ出ててナイスバディー♡
『そこの頭のネジが抜けた軽そうな男!!』
岩泉
「ぶっはぁっ」
及川
「ネジが抜けた男・・・・・」
『心の声ダダ漏れ!?』
橘
「あははっネジが抜けた男って山城ナイス例え!!」
及川
「岩ちゃん!!俺軽くないよね?女の子皆に平等にしてるよね⁉」
『それを世間一般で軽いって言うんです⁉』
橘
「あ~笑った笑った、行こうか山城」
その言葉を聞き移動を始める
鎌田
「うちの生徒が世話になったな」
及川
「あっいえ・・・・」
鎌田
「萩は、君みたいな軽い男には靡かないよ(ニヤッ」
可愛いって言葉は聞きなれてるからなぁっと言いながら体育館へて歩いて行った