第14章 温水プール
木兎
「あれやってみてぇ―!!」
光太郎が指さしたのは“ブラックスライダー”
黒尾
「何々“外の光を遮断した真っ暗なチューブの中を滑り降りるスライダー”だとさ」
木兎
「2人乗りだってさ山城一緒に乗ろうぜ🎵」
『わっ!』
グイッと山城の腕を引き入口へと歩き出す
赤葦
「山城さんに手出したらダメですよ木兎さん」
黒尾
「俺らは隣のウォータースライダーに行って来るわ」
『後で感想聞かせてね!!』
ズルズル光太郎に引きずられながら鉄朗と別れ“ブラックスライダー”に並ぶ
すぐに順番が回って来てゴムボートに乗り込む
山城が前に乗り後ろから抱き着くように光太郎が乗り込んだ
木兎
「これいいな~山城と密植できる🎵」
『これさっきのより小さくない?』
山城達が乗ったのは先程滑って行った女の子2人組のものより一回り程小さいゴムボートだった
係員
「こちらはカップル用です
それでは暗闇の世界へいってらっしゃ~い🎵」
木兎、山城
「Σ!?」
真っ暗なチューブの中を右に左に揺れながら進む
『きゃ!』
水で滑り体が浮く感覚がしたが後ろの光太郎がギュッと抱きしめた
木兎
「あっぶねぇ・・・落ちるなよ山城
それにしてもオマエ柔らかいな~」
左手を腰に回してしっかし体を支え右手でサワサワ体を弄る
『・・・光太郎こんな所で盛んないで』
木兎
「無理無理!この美味しい状況で何もしないなんて男じゃねえだろ?」
山城のパーカーのファスナーをおろし手を水着の中に差し込み直に肌に触れる
『っん』
木兎
「体は正直だな🎵」
光太郎はスライダーを滑り終わるまで山城の肌を堪能した
木兎
「次はあれに乗って来る」
『・・・・いってらっしゃい』
絶好調の光太郎とは正反対にぐったりしている山城は力なく手を振りベンチに腰掛けた