第14章 温水プール
木兎
「おお!!でっけぇなー」
黒尾
「うるせえぞ木兎」
赤葦
「山城さん俺まで誘って頂き有難う御座います」
『光太郎を誘うって決めた時点でセットで京治君も誘うつもりだったから寧ろごめんね?』
木兎
「なあなあ、水着の貸出あるのか?」
『うん。水着や浮き輪もレンタル出来るって言ってたよ』
木兎
「山城の水着から選ぼうぜ🎵」
赤葦
「木兎さんはまず自分の物を選んでください
山城さんの水着は黒尾さんが選ぶんですから
ね、黒尾さん?」
黒尾
「おう!楽しみにしとけよ」
『あんまり派手なのにしないでよ鉄朗』
木兎
「そうと決まれば行くぞレンタルに!!」
嬉しそうに駆け出そうとした光太郎の首根っこを京治がしっかり掴み説教をされながらお店に入っていく
クスクス笑いながら後に続いた
その光景をプールに視察に来ていたタクミが見かけ山城の後を追いかけて行った
4人でプールに来ることになった事の発端は
数日前に父の忘れ物を届けに行った時、「新しく作った施設のお試しをして欲しい」と父に言われからである
坂本
「山城お嬢様、こちらが新しく出来た温水プールのチケットです。
こちらのチケットで4人まで無料でお入り頂けます。お友達とご一緒にお試し下さいませ」
『ありがとう。今度のお休みに行って来るね』
坂本
「はい、よろしくお願い致します」
最初は衛輔と信行を誘ったが用事があると言われ仕方なく光太郎を誘った
こちらが言い切る前に「行く!!」と返事がありストッパー役に京治も誘ったのだった