第11章 卒業旅行
山城を待たせてジュースを買いに来た鉄朗だが
どこも人がいっぱいでジュースを買うのにも一苦労していた
やっと購入して急いで帰ると見知らぬ男2人と話す山城の姿が見えた
黒尾
「俺の彼女になんか用か?」
及川
「Σ!?」
山城の背後から近づき男を睨みながら声をかけた
『あっ鉄朗お帰り』
岩泉
「山城の彼氏?」
及川
「Σえぇ彼氏!?及川さん知らないよ!!」
黒尾
「なんでお前に言わなきゃいけねえんだ、お前誰だ?」
岩泉
「この馬鹿は及川徹、俺は岩泉一だ」
及川
「Σ酷くない岩ちゃん!?」
岩泉
「馬鹿を馬鹿と言って何が悪い」
徹という名前に聞き覚えがあり考える
岩泉
「大体なんで男2人でこんな所来なきゃ行けねえんだよ!?」
及川
「せっかく卒業旅行に誘ったのに・・・」
岩泉
「女と来りゃあ良いだろうが!」
及川
「え~みんなの及川さんだから一人は選べなっ、痛゛っ!!」
岩泉
「黙れクソ川!!」
『相変わらずだね、所で高校は無事合格所したの?』
クスクス笑いながら見ていた山城が声をかけた
及川
「もちろんだよ♡」
黒尾
「思い出した・・・お前山城に抱き着いてた男だな?」
及川
「Σえっ!?」
ギロッと徹を睨む
黒尾
「あの時はまだ付き合ってなかったし無かった事にしてやるが次はねえぞ?」
及川
「ハハハ・・・(汗」
岩泉
「こいつさっき抱き着いてたぞ」
及川
「Σ岩ちゃん!?」
『ファーストキス徹にとられた』
黒尾
「あ゛あ゛!!」
及川
「Σちょ、ま、待ってストップ!!
岩ちゃんだって山城ちゃんとがっつりディープキスしてたでしょ⁉」
岩泉
「さぁ?知らねぇな」
黒尾
「及川」
及川
「Σハイッ(汗」
黒尾
「それも付き合う前の事だ許してやる」
及川
「(ホッ」
『鉄朗、そろそろアトラクション乗りに行こう』
黒尾
「行くか」
『またね徹、一』
少し進んでから鉄朗だけ引き返して
黒尾
「言い忘れてたが山城の初めては俺が貰ったからな」
『どうしたの?』
黒尾
「何でもねえよ」
暫くすると後ろから一の怒鳴り声が聞こえた