第11章 卒業旅行
『鉄朗見て大きいっ!?』
大きな地球儀を指さしはしゃぎ今にも走りだしそうな山城の手を引きチケット購入のため列に並ぶ
黒尾
「迷子になるぞ」
『人いっぱいだね』
黒尾
「春休みだからな」
『ねぇどこから行く?』
黒尾
「そうだな、やっぱここはあれからだろ」
30分並んでやっとチケットを購入して中に入った
お城大きい!あれ可愛い!と終始楽しそうにはしゃぐ山城を見て鉄朗は微笑んだ
『スッゴク楽しいね🎵』
黒尾
「喉乾いただろ何か買ってくるわ、ここで待ってろ」
『うん、行ってらっしゃい』
マップを見つめてこの後はどこ行こうかなぁと考えていると前に誰かが立ち止まった
男1
「ねえ君一人で来てるの?」
2人組の男性が声をかけてきた
『いえ、人を待ってます』
男2
「お友達?俺達と一緒に回らない?」
『結構です』
?
「ごめんね~待った?」
『Σ!?』
後ろから声が聞こえたと思ったらギュッと抱きしめられた
?
「おに~さん達俺の彼女に何か用?」
男1
「彼氏連れか」
?
「そ~ゆ~事、他当たってくれる?」
男は舌打ちをしながら去って行った
『あの・・・離してください』
?
「あっごめんね~急に抱き着いて」
『いえ、ありがとう・・・・えっ!?』
?
「Σあっ!?」
振り向いた先にいたのは
『徹!?』
及川
「山城ちゃん!?
こんな所で会えるなんて、久しぶり♥」
『きゃっ!?』
今度は正面から抱きしめたきた
及川
「やっぱり山城ちゃんは俺の運命の相手だね♥」
『ちょっ離して!?』
及川
「やだ🎵離さない、痛だっ!?」
?
「クソ川何してやがる!?」
及川
「Σ岩ちゃん殴んないでよ!」
『一?』
岩泉
「は?何で名前知ってんだ」
及川
「山城ちゃんだよほら」
『久しぶりだね一』
徹の腕から解放されて後ろへ振り向き
ニッコリ微笑んだ