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[HQ] 好きな人

第10章 チョコ


結花とチョコの材料を買いに行こうと歩いていると


中野
「山城さ~ん待ってくださ~い」


沙希と佳那が走ってきた


『どうしたの?』


中野
「私もご一緒させてください♡」


坂東
「沙希が暴走しないように見張りに来ました」



「相変わらず仲良いね~
二人も誰かにチョコあげるの?」


中野
「もちろん山城さんに♡」


『えっ私に?』


中野
「はい🎵」


『甘いもの好きだから嬉しい~
私も美味しいチョコケーキ作ってあげるね』


チョコゲット!と喜び山城に抱き着く沙希の頭を佳那が叩く


坂東
「山城さんから離れなさい!」



「買い物に行くよ~」


店にはたくさんの女の子がチョコの材料片手に花を咲かせていた


坂東
「うわー頭に花咲いた女共がいっぱいだ(汗」



「佳那ちゃ~んお口悪いよ~」


『佳那は好きな人居ないの?』


坂東
「え!?」


中野
「私は山城さんが好きです♡」


ニコニコ微笑み山城に引っ付く



「知ってる(笑
で、佳那は?」


坂東
「・・・・彼氏いる(ボソ」


山城、橘、中野
「Σええ!?」


中野
「どういう事!?彼氏がいるなんて聞いてないよ!!」


坂東
「なんでいちいち沙希に言わなきゃいけないの!?」


中野
「ひどい・・・親友なのに言ってくれないなんて(泣」


『泣かない泣かない』


よしよしと沙希の頭を撫でる



「誰?私たちが知ってる子?」


坂東
「他校の子です」


『何年?なんていう子?』


坂東
「・・・福永招平、2年生でバレーしてます」



「じゃあその彼氏のためにも美味しいチョコ、皆で作りますか🎵」


頬を染める佳那は滅多に見る事がない


大量の材料を買い込み4人で山城の家でバレンタインチョコを作った


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