第9章 クリスマス
黒尾が簡単に紹介をしてそれを聞いた山城は「光太郎って扱いやすそう」だと笑っていた
木兎さんは単純だからと答えると
何を思ったのか照れる木兎に3人で突っ込んだ
黒尾
「山城、本買わねえのか?」
黒尾に言われて小走りに参考書を買いに行く山城を見て
やっぱり可愛いなと思う
本を購入して黒尾を帰ろうとしたところに木兎が待ったをかけた
少し不機嫌な黒尾の声も気にせず言った言葉は
木兎
「山城俺の彼女になってくれ!!」
何言ってんだと呆れる
木兎
「こうなんか胸にビシッと突き刺さったんだよ!?」
何が?と山城と同じに疑問しか浮かばない
木兎
「あれだよあれっ、あ―――っ
なっなっあかーし!あかーしならわかるだろ!?」
「いえ、俺にはさっぱりわかりませんけど」
木兎
「だ―――っ、兎に角!彼女になってくれ!!?」
無理と一言で告白は儚く散ると思いきや
木兎
「Σなんでっ!!」
「俺の女」とこれみよがしに山城の腰を抱き寄せニヤッと微笑む黒尾と「ごめんね」と微笑む山城
木兎
「黒尾のもんかよー」
それでもせめてアドレス交換だけでもと言う木兎の言葉を遮り山城のアドレスをゲットし二人と別れた
木兎
「あかーし!!教えてくれ!?」
必死に頼む木兎をあしらいながら参考書を買い店を出た
暫くして木兎と別れて歩いているとLINEが届いた
山城:光太郎に私のアドレス教えてもいいからね(o^―^o)
顔文字付きのLINEが届き返事を送る
京治:了解です(''◇'')ゞ
仕方ない木兎さんに教えてあげるか・・・
ぶらぶらと街を散策してから家に帰る
その間も木兎からのLINEが届くが既読するもスルー
時刻は午後12時59分クリスマスも間もなく終わりを迎える
スマホを取り出し木兎にLINEを送る
赤葦:クリスマスプレゼントです🎁
クリスマスが終わるこの時間を狙って
山城のアドレスを木兎に送った
既読が付く、時刻は午前0時04分
木兎さんの事だから今頃送っているはず
「メリークリスマス」っと