第9章 クリスマス
『これにするね、ええっとあかし君だっけ?』
赤葦
「“あかあし”です、言いにくいようでしたら京治でいいですよ山城さん」
『それじゃあ京治君ありが(?「あかーし!どこだー!!」
本のお礼を言っていると背後から大きな声が聞こえてきた
赤葦
「来たみたいですね
木兎さん、こっちです」
木兎
「あかーし急にいなくなるなよなー探したぞー!!」
振り向くとキラキラした銀髪を立たせた髪形をした男の子がぶんぶん手を振って走ってきた
赤葦
「3階に参考書買いに行くって俺はちゃんと言いましたよね?
それといなくなったのは木兎さんの方ですよ」
木兎
「ああーっ!!」
『Σ!!な、なんですか?』
今気が付いたかのか山城を見て大きな声を上げた
木兎
「あかーし、ナンパか?ナンパなんだろ?
ヘイヘイヘーイ!俺は梟谷の主将で
全国で5本指に入るスパイカーだぞ!?」
『・・・・・確かにいろんな意味で目立つ人だね京治君』
赤葦
「すみません。木兎さん山城さんが困ってます静かにしてくれませんか?」
木兎
「山城って言うのか?俺は木兎光太郎だよろしくな!?
綺麗な金髪だな地毛か?ってお前ちっせえなー何㎝だ?」
『えっ?これは地毛で(木兎「あっ!参考書って事はお前3年か?同級だな!」
『うん3年せ(木兎「山城って呼んでいいか?俺の事は好きに呼んでくれ!」
『・・・さい・・』
木兎
「はっ?」
『煩いって言ってんのよ!?』
木兎、赤葦
「Σ!!」
『この髪は地毛、身長は152㎝まだ成長期だから伸びる、最後に音駒の中3!
質問したんなら答えを聞きなさい、わかった!?』
木兎
「ハイ、スンマセン・・・」
しょんぼりと項垂れ謝る木兎を見て
必死に笑いを堪える京治
黒尾
「山城ーお前サイコーだわ(笑」
笑いながら鉄朗が本棚の陰から出てきた
木兎、赤葦、山城
「黒尾/さん/鉄朗!?」
黒尾
「おー久しぶりだな、木兎、赤葦」
『鉄朗知り合いなの?』