第5章 千鳥山
“もう一本”と言っているところに鎌田が帰ってきてストップをかけた
橘
「先生お帰りなさーい」
鎌田
「アップは済んだのか?」
橘
「ばっちりです!!」
鎌田
「よし、それじゃあ始めるぞ、萩お前今日は出番はねえから16時まで自由にしてていいぞ。昔こっちに住んでたことあんだろ、友達のところにでも行ってきたらどうだ?」
『ありがとう先生遠慮無く行ってきます』
鎌田
「ああ、気をつけろよ。お前らも試合が終わったら16時まで自由行動だこの試合に勝って楽しく遊びに行けよ?」
橘
「やった~皆で美味しい物でも食べに行こう🎵」
岡本
「気合い入れていくよー!!」
1.2年
「おぉー!!」
いつも以上に気合が入りコートへと向かっていった
西谷
「山城さんもう帰るんですか?」
『ごめんねせっかく見に来てくれたのに』
西谷
「あ、あの!!」
『?どうしたの??』
西谷
「れ、連絡先・・・・交換してください!?」
『良いよ(ニコッ』
西谷
「(///やった~!!頑張ったぜ俺)」
切りっぱなしにしていたスマホの電源を立ち上げると・・・・
『Σ!!』
着信144件の表示
スクロールして確かめていくが同じ名前ばかり並んでいる
西谷
「山城さん?」
真っ青な顔でスマホ画面を見つめる山城を心配して声をかける
🎶♬♩♫ 🎶♬♩♫ 🎶♬♩♫ 🎶♬♩♫
『Σ!?(ビクッー』
<着信中:黒尾鉄朗>
『も、もしもし?』
<山城!!!お前俺がどんだけ心配したと思ってんだ!!?>
『し、心配って・・・』
<何で電話切ってたんだ!!>
『それは・・・』
<昨日の男どもは何処のどいつだ!!>
『あれは・・・・』
<練習試合ほんとにしてるのか!!>
『人の話を聞けー!!?帰ったらまとめて説明するから待っててじゃあね!!』
西谷
「あ、あの・・・山城さん。か、彼氏ですか?」
『違うよ・・・・連絡先交換しようか』
夕と連絡先を交換して千鳥山中学からホテルへと向かって歩き出した