第5章 千鳥山
千鳥山中学に到着して体育館に入る
全
「おねがいしまーす!!!」
鎌田
「今日は古林(香澄)を出す。俺は挨拶してくるからその間にアップしてろ」
『香澄もう足は大丈夫なの?』
古林
「ちょっと捻っただけだからもう大丈夫です」
橘
「それじゃあバンバン打ち込んでよ~」
古林
「もちろんです。昨日出れなかった分頑張ります!!」
『期待してるよエース!』
中野
「山城さーん私も頑張ります!?」
『うん応援してるよ(ニコッ』
中野
「笑顔ゲッットー!!?」
坂東
「朝から悶えんな沙希!!」
岡本
「2年は朝から元気だね~」
西谷
「山城さーん」
和気あいあいと話しているところへ
『あっ夕君どうしたの?』
西谷
「さっき聞きそびれたんだけどポジションはどこ?」
『実は今日ベンチなんだよねー』
西谷
「ベンチ?なんで?」
『私は元々正規のメンバーじゃ無いの』
橘
「あっれ~、山城ちゃんここにも彼氏居たの?(ニヤニヤ」
西谷
「Σか、彼氏!!」
岡本
「今日はワイルド系?だね~、私昨日の優男よりこっち子の方が好きだわ~」
西谷
「Σえ!!す、す////」
言われなれてないのかあたふたとする夕
『もう!揶揄っちゃダメでしょ。夕君はさっきホテルまで送ってもらったの!?』
橘
「ごめんごめん。ところで夕君もバレー部なの?」
西谷
「はい!リベロやってます!?」
坂東
「リベロ!?ねえ、ちょっとレシーブしてくれない!!」
西谷
「おういいぞ(ニカッ」
坂東
「山城さん思いっきり打ち込んじゃって下さい!!?」
『Σえ!私が打つの?』
西谷
「さあ!!どんと来い!!?」
『しょうがないなー』
反対側のコートに入って構えている夕に向かって思いっきりジャンプサーブを打つ
素早く移動しレシーブするもあらぬ方向に飛んでいく
西谷
「Σすっげー!!なんだ今の!?もう一本くれ!!!」
リクエストに答えてもう一本ジャンプサーブを打つが今度はこちらまでボールが帰ってきた
西谷
「球の勢いが殺しきれねえ!?もう一本(鎌田「そこまでだ!」