• テキストサイズ

真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第6章 腐った世界


【訪問者】





ー雅紀sideー






胸を埋める罪悪感


人の物に手を出してしまったような‥‥


誰かに監視されていて


すべてを知られてんじゃないかって


そして、 いつかそれをネタに、とんでもない要求をされんじゃないかって


1枚抜いたお札は
もう1枚、‥‥あと1枚と増え‥‥







仕方ないと思いつつ


もしかしたら、誰かいい人が助けてくれてんじゃないかって


都合良すぎる解釈をしたりして‥‥


だけど、そんなワケないかって
いつもどこかで、ビクビクしてた







だから‥‥ その日もバイトに行こうと


駐輪場に向かってる俺を、
いきなり誰かが呼ぶから







‥‥低い男の人の声だ


ビクッと肩を震わせた俺が、恐る恐る振り返ると



そこにいたのは



思いも寄らない人だった




/ 308ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp