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真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第6章 腐った世界


【リアル】







ほぼ毎日出勤して、仕事にも慣れた

慣れたっつーか、割り切ってやれてるんだと思う



女でも男でも、元々変わんねえと思ってたし


縛られたり、奉仕すんのだって‥‥散々ユウさんとやってる


人数増えるとさすがに体力の消費も
身体の負担もデカいけどね






「うわ~痕すげぇ」



最中は気付かなかったアチコチに
キスマークやら爪痕が点々としてる


身体中ベタベタになって、奥のシャワー室に入った





ホントは、あんま気乗りはしないんだけど‥‥


2つ並んだシャワーの個室


たまにココでヤってるヤツもいるしな


従業員同士か客連れ込んだのか知らねーけど


いつか、いきなり突っ込まれそうで、こぇーし


勢い良く流れ出る熱めのシャワーを頭から浴び、 汚れを洗い流した






それでも、

無理矢理付けられた痕や感覚は、‥‥消えないけどね






シャワー室から出て、私服に着替え
濡れ髪にタオルを被って、帰り支度をしてると


背後のドアが開いて
人の気配がした


振り返りもせず、グシャグシャと頭を拭いて


手元に置いてたコートを掴み、立ち上がった



見られてる気配は感じてたけど

顔も合わせず、ヤツらとすれ違う



チラッと見えた顔には覚えがある


直接絡んだことねーけど‥‥同じ、"人形"だ


リストに載った顔ばっかだな




バタンとドアを閉じ、裏口に続く廊下を歩いてると


遠くに‥‥
また、軋んだドアの音が聞こえた‥‥


‥‥気にも止めず歩いていると


バタバタと足音が近づいてきて、
何事だよ‥‥って振り返った時には







「っな‥‥!」



いきなり2人の男が視界に入って


口を塞がれ、


脇腹に衝撃が走った






痛みに身体を折り曲げた俺は‥‥

そのまま引き摺られるように、来た廊下を戻され


無理矢理ドアの内側に押し込まれた




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