第4章 そして僕等は堕ちてゆく
【お強請り 1】
「ねぇ‥‥ユウさん、気持ちいい?」
「‥‥いいよ?」
俺の甘えた声に、
ユウさんがクスクス笑い、頭を撫でる
「次はどんなんする?‥‥お風呂行く?」
汗が滲んだ肌には、オスのニオイが漂ってる
濡れた前髪を掻き分けながら、
上目遣いで、奉仕を再開し‥‥
「まさかカズから連絡あるとはね(笑)
‥‥この前意地悪しちゃったから、拗ねてると思ったよ?」
咥えたまま、目だけで笑って見せて丁寧に舐め上げた
どんどん張り詰めるのを確認しながら、
腰に巻き付けた腕を、自ら引き寄せ
喉奥まで含み‥‥わざと卑猥な音を立て奉仕する
ユウさんの掌が、
喉奥まで含んだ俺の頭をがっちりと押さえつけ‥‥
勢い良く、放出した
舌が痺れるような青臭さ
躊躇なくゴクンと、喉を鳴らした
それでも、口端から漏れたソレを、また舌で舐めとる
満足気に笑うユウさん
「やっぱりカズは可愛いな」
そう言って、
深く唇を寄せる
ボンヤリと、
自分のを出した口にキスするユウさんを不思議に思う
汚ぇとは思わないのかな‥‥
まぁ‥‥ヤってる時は感覚も変わるか
そんなコト、俺も言ってられないけど‥‥
「ユウさん?お願いがあるんだ」
「やっぱり?」
「あー?バレてた?」
とりあえず、脱いだ下着を履きながら
ユウさんに、思い切り甘えた声を出した
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