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真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第1章 終わりの始まり


【black or white】









「お前さ‥‥その」

「へ?」


改めてコイツを見て、さっきの押し倒されてる時のマヌケ面といい


今の姿といい‥‥ 可笑しすぎるだろ?




「もういいって。
‥‥ほら、ハジメテがあんな喰われるみたいなんじゃヤだろ?」

「そうかも」




何を浮かべたのか、ますます赤い顔して


「だろ‥‥?黒いスッケスケの下着より、
真っ白な下着着けてるよーな子がいいでしょーが」





反応が面白くて、ワザとそう聞いてみる




「うん‥‥そうかも」

「でしょ?アナタ狙われてんだから気をつけなさいよ?

次は俺知んないし」



うんうんって、素直に頷いて

黒目がちな澄んだ眼差しで俺を見つめた


犬っころみてーなヤツ




「じゃ‥‥そーゆーことだから」




そーゆーことってなんだ?

自分でツッコミながら、彼に背中を向けた




だけど ……

数メートル離れた時だ







「二宮くんっっ」



そう呼ばれて振り返った


デカい声に驚いたのと、名前、覚えてたんだ‥‥って、また意外に思って‥‥





駆け寄って来たヤツは

満面の笑顔でハッキリ言った





「二宮くん!俺ね!

真っ白よか、ピンクのがいいと思う!」


「‥‥‥へ?」




なんだそれ。訂正いる?





やっぱり頭弱ぇな

コイツ、バカだなって‥‥



いい加減

開いたチャック気付けよ?(笑)






雅紀の最初の印象




バカで天然

ついでにドーテー




だけど、やっぱり


綺麗な瞳は‥‥


出会った頃から、ずっと変わらない‥‥




俺とは真逆だ

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