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真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第1章 終わりの始まり


【strawberry sex 1】






休日の朝は昼頃まで寝るのが当たり前で



だけど、寝返りを打った時の違和感で


ああ‥‥

そうだった、と思い出す





隣で身体を寄せる彼女の姿

童顔に白い肌

長い睫毛

花屋で見るよか、幼く見えんな





だけど ……なぁ?


"白"でも"ピンク"でもなかったよ


アイツが可愛いって言ってた前髪に触れると、


『ん‥‥』と瞼を薄く開き、

目線がぶつかると、幸せそうに微笑んだ


この数週間、毎日花屋に通って会ってはいたけれど


特別に深い話をしたわけでもないし、


お互いを良く知りもしないのに‥‥ 簡単だよね





「‥‥いま、なんじ?」


俺の腕を掴み‥‥

少し掠れた甘えた声で、そう聞いてきた

淡いピンクの壁に掛けられた時計の針は


もうすぐ8時を指す






「ガッコ休みじゃん。時間なんかどーでもよくない?」




肘を付いたまま、彼女の髪を撫で 頬に触れる



そのまま唇を寄せ 、上体を起こすと、上から見下ろした




「俺といるのに、‥‥時間気になんの?」




身体を屈ませ、首筋に舌を這わす

鼻を掠める甘いニオイ

相葉の言う、彼女らしい香り‥‥って言うのかな





「甘いね。‥‥香水?」

「ぇ?あ、ボディローション‥ストロベリーなの」

「ふふ‥‥ね?食べていい?」

「ぁ‥‥っんっ」




時間だなんて、アイツの事思い出したの?

まさかさ、
今から会う気だったなんて言わないよね






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