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真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第9章 BAD KIDS


【従順マリオネット】



ーニノsideー





何の……意味があるのか


屈辱的な行為を強要し
掌で転がすように、俺の自由を奪う


躊躇し、拒絶すればするほど


ヤツは満たされるのか?






「なに戸惑ってんだよ」





……本当に?




促されるまま、下半身に掌を這わせ


象るように指を絡める


ゆっくり…ゆっくりと何度も繰り返すと


次第に、その輪郭が浮き彫りになる





「さすが、変態」





口端で笑い、満足気に俺を蔑む視線





俺は、櫻井を試すように……


従順なフリをした






「‥‥ンッ…はぁ……」






気分は良くねぇよ

ただ、これも仕事だと思いこませれば

俺は出来んだよ




何も雅紀を想像しなくったって、
それなりに扱けば、普通に勃つし、イケる


お前だって、溜まったらヤるでしょ


薄目を開け、
ソファーに身体を預け

焦るようにベルトを外すと直に触れる





まだ完全じゃない塊を

緩く握り締め、パンツから取り出した

櫻井は、表情も変えないまま

"雅紀を想って慰める俺"をただ見下ろす









見られんのは慣れてるとはいえ…


さぁ、どうしてやろうか


俺が涙目で許しを乞えば……お前は少しは気が晴れんだろーけど


こんなバカげた事やらされてんだ


何か、見返り求めないとね




櫻井、わかってる?


俺ね、そんな安くないよ


タダなんて有り得ねぇから





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