• テキストサイズ

真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第8章 僕達の失敗


【きっと大丈夫】





ー雅紀sideー





「やっぱり何かあったんだ…」




相変わらず姿を見せないニノが、
最近学校にも来てないみたいだと、しょーちゃんは教えてくれた


内心、俺のせいだと思いながら
『そうなの?』とわざとらしく声を上げる




「心配じゃん。雅紀、家知ってんならさ?行ってみようか」

「いいよ~。何かってなに?

心配ないって。ニノはシッカリしてるし」

「でも」

「いいって。それより、ゆうがまた来てって」






納得いかない顔してるけど、
しょーちゃんは俺に合わせて、別の話に切り替えてくれた



ゴメンね

しょーちゃん

ニノはもう、ここには来ないよ



俺なんか、見たくもないはずだから



それでいいんだ


それでいいんだよ







あとは俺が頑張って、しっかり仕事しなきゃ


ウチの事もあるけど


ニノの代わりをするって、店とも約束したし


毎日頑張ったら


いつか…終わるよね?


だから俺、大丈夫だよ


‥‥頑張れるよ



/ 308ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp