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真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第1章 終わりの始まり


【憧れと現実】





「ねぇ‥‥ちょっと聞いてもい?」





廊下の突き当たり

窓際に男2人寄りかかったまんま


焼きそばパンを食べ終わり、ゲームを始めた俺に

3つめのパンを食べながら、相葉は口を開いた







「‥‥なによ?」

「答えたくなかったらいいんだけどさ」

「じゃあ、言うなや」

「えっ‥‥、やっぱ答えて。気になるから」

「‥‥メンドクセェ奴だな」




最後の一口を押し込み、
まだ口に入った状態で話し出す

きったねぇな(笑)




「保健のセンセといつから付き合ってんの?」

「へっ?」



コイツ、やっぱバカ?

暇つぶしだって言ったし、自分だって押し倒されてんのに‥‥

どうしたら、そんな思考回路になんのよ?


「違うって!その付き合うじゃなくてさぁ!その、あの‥‥えっと」

「ああ、セフレ的な?」

「‥‥」

「なに?やっぱ食われたかったんだ」

「‥‥っなわけない!」






赤い顔して、そんな顔するくらいなら聞かなきゃいーのに(笑)




「いつからだっけな?‥‥忘れた」

「そんな感じ‥‥?そうなんだ‥‥」




たぶんヤツは、

"セックス"に興味はあるものの

まだまだ未知の世界で
(なんせ童貞)


アレコレ、妄想したり、憧れを抱いてんだろーけど




「そんな大したもんじゃねーよ」

「またまたぁ!」




馴れ馴れしく肘で突っついてきたりして




「やめろや」


ホントにね

あんなの、何が楽しんだか




「いいなぁ~!俺も言ってみてぇ~」





バカみたいに笑ってさ

やっぱ変なヤツ






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