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真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第7章 僕が僕のすべて


【陥落】


-雅紀side-







頭ん中クラクラする


カラオケボックスのような個室で


小さなソファーに身体を倒し、
投げ出した両脚を大きく広げられ、


絶えず甘い声で鳴くのは‥‥


‥‥俺自身だ




「ココ、ヒクヒクしてる」




すっかり立ち上がったソレをギュッと握られ…

その下方の蕾に、指が触れる感触


日に日にエスカレートする行為は


もう、覚悟せざるをえなくて


ギュッと目を瞑り、ユウさんの腕を掴む





「アッ!…くぅっ、ぁ…っあ!!」



自然と入る力を緩めようと、優しい愛撫が体中に走る


指や舌が這い、
身体に熱を刻んでく


グイッと、押し入られた指が動くのがわかって‥‥掴んだ腕に力を込めた



「痛い?…大丈夫?」





押し寄せる快感の波と恥ずかしさで

目を閉じたまま、首を横に振る


痛みと違和感は、
少しずつ慣らされたせいか和らぎ‥‥


耳を塞ぎたくなるような自分の喘ぎ声に‥‥


指を咥え誤魔化そうとした






「マサキ君、そうゆうのはね?…返って煽るんだよ」



ユウさんの妖艶な笑み



「理性を無くすくらい、乱れさせたいってね」

「アッ!…ふぁっ、やぁっ!!」



見なくても指が増やされたのがわかって‥‥

先走りした蜜を、ユウさんの指が絡め取る


グイグイと塗り込められたソコは、グチャグチャと卑猥な音を立て始めた


咥えた指を噛んで、声を押し殺すと‥‥






「ホラ、だから言ってるのに」





ユウさんは俺の手首を掴み、唇を押し当てた


激しいキスに、息も絶え絶えになりながら‥‥ 急に解放された下半身が疼き出す





ユウさんは、それが計算内なのか、クスクス笑いながら


裸同然の俺の最後の理性まで、剥ぎ取ろうとする






「ちゃあんと、お口でお願いしてごらん」






離された唇は、半開きのまま……


なかなか、言葉に出来なくて


唇を噛み締めた






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