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真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第7章 僕が僕のすべて







「今日は、ココまでにしようか?」




余裕な笑みで、身体を起こし‥‥
乱れたシャツを正したユウさんは


簡単に俺から身体を離す


離れた肌の温もりと比例して‥‥
内から込み上げる熱量は、溢れそうな程で‥‥


どうしたらいいのかわからなくて
気付いたら、涙が頬を伝う


一瞬、驚いたユウさんの瞳は、ひたすら優しく、俺を見つめた






「ホントに君は……なんて顔してるの。


誘ってるの?僕のが折れそうになるよ」




パンパンに膨れ上がった中心に、
ユウさんの冷たい指先が添えられる






「責任取ってね?」

「…ッ、!!」





ファスナーの下りる音が、やけに鮮明で……



膝裏から抱えられ

羞恥の意識も曖昧な中


指とは明らかに違う圧迫感が、身体を軋ませる




「あ……っ、やっ…んんんっ、」




身体がバラバラになりそうな痛みと、押し寄せる射精感




あっという間に達して


朦朧とした意識に映るのは


汗の滲むユウさんと、揺れる間接照明






「…ああ……っ!」




息が苦しくて
上手く呼吸が出来ない


戸惑いや恐怖や理性が、全て消えたワケじゃないけど、


痛みの狭間に見え隠れする快楽が
今、この瞬間の昂りが鎮まるならと……


素直に身を任せた





殆どない意識の中


堕ちてゆく自分を、遠くで感じてた





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