第2章 快楽
「ほら、ぼうっとしてないで口全体でちゃんと奉仕しろよ。ただ咥えるだけじゃ気持ちよくないだろ。舌動かしたり吸ったりしろよ。出すまで終わらないんだぞ。」
「ふ…うぅ…」
アレクのものが喉の奥に当たる。鼓動がわかる。生暖かくて妙に柔らかくて、血管が浮き上がってるのもわかる。
何度も喉の奥にあたり、嗚咽が止まらずヨダレも止まる事を知らずに口から溢れ出る。なんてだらしない姿なんだろう。
「ああもう、焦れったいな。」
「ふっ…!」
髪の毛を掴んでない左手で鼻を摘まれてしまい、口でしか息ができなくなってしまう。必然的に息を吸うためにアレクのものを吸い付く様な形になってしまう。先ほどよりも口の中が狭くなる。
小さく声を漏らしたアレクは、髪を掴んだ右手を前後に押し引きして顔を動かせる。
ぐちゅぐちゅ
ずぼずぼ
いやらしい音が部屋に響く。アレクはピストンのスピードを徐々にあげる。
上手く息ができない牡丹は、誤って口に入ってるものを甘噛みしてしまう。するとアレクはぶるっとして小さく声を漏らす。
「ぅ…かまないでくれるかな…もう限界だよ。たくさん溜まってるの全部出すから零さないでね。」