第2章 快楽
下半身の違和感に目を覚ます。
朦朧とした意識がどんどんとはっきりとして行くと、身体が揺れていることに気づいた。
「ん…?意識戻ったのか?どうだもう痛いとか以前に感覚なくなってきただろ…俺に壊されたからな。牡丹ばっかり気持ちいい思いして俺一回も出す事できてねーんだけど。」
「ぅ…っ……」
何度気を失って意識を戻すを繰り返しただろう。もう数えきれない。今のココが夢なのか現実なのかそれすらわからなくなっている。
アレクは聞こえるぐらい大きいため息を一つついて、ペニスを引き抜くと、蜜をたくさん絡めたそれは、牡丹の中からぼとりと抜ける。
解き放たれた反動で牡丹はベッドにそのまま倒れこむ。萎縮した身体は簡単には動くことができなかった。
はあはあと牡丹の吐息が部屋に響き渡る。
「あーあ、もういいよ。こんなに俺を楽しませてくれなかったのは牡丹が初めてだよ。他の女は頑張って俺を楽しませてくれたぞ。俺一回も出せなかったぞ。だから、別のことで俺を楽しませろよ。」
そう言い、ベッドの上に仰向きで息を整えていた牡丹の顔をおのれのものを近づける。アレクのものは牡丹の蜜でキラキラと輝いていた。