第5章 決意
アレクが腰を激しく動かすと牡丹は、あんあんと鳴き、目からは涙をこぼしよだれもだらしなく垂らす。牡丹の感じるところを知っているペニスは容赦なく攻め続ける。
「ア…レクさま…今日っ…は、様子が…おかしいです…、」
「喋ると舌噛むぞ?いいから牡丹は何も考えずに感じてればいいんだよ。」
何も考えたくないのはアレクの方だった。
このまま真実も伝えずに時が止まってしまえばいいんだ。
きっと本当のことを伝えたら牡丹は、母国に帰るだろう。そしてアレクとの関係はこれで終わってしまうのであろう。そんなことなら、本当のことは隠してずっとメイドとしてここにいさせよう。でも、そんなことをしても牡丹は幸せには慣れないのだろう。
気づくと加減ができてなく、腕の中で意識を失っている牡丹が力が抜け横たわっていた。