第1章 刀剣女士顕現
公平なじゃんけんもと、雫は加州と大和守と同室になった。
加州「よっしゃぁぁぁあ!!」
大和守「やった!見たかゴラァ!」
堀川「僕のっ……僕のしぃがっ……!僕の小さな野望がっ……!」
和泉守「……国広が壊れてく」
長曽根「和泉……」
和泉守「曽根さん。こいつの野望、小さくなんかねぇよ……」
自分の邪道さを隠すことを止めた堀川が心底悔しそうに床をダン、ダンと殴る。
それを見守る和泉守は、堀川の変わりように嘆くしかなく、長曽根は嘆き悲しむ和泉守の肩に手を置き、慰めた。
『……私の意思は存在しないのですねぇ。まぁ良いんですけど』
まさにカオスという表現が当てはまるこの状況を俯瞰しながら雫はひとり小さく呟いた。