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【MHA】私の好きな人と私を好きな人

第2章 迷っているのは、進もうとしているから




「今日は俺のライヴにようこそー!!!

エヴィバディセイヘイ!!!」

「「「・・・・・・」」」

「こいつぁシヴィー!!!受験生のリスナー!
実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!
アーユーレディ!?

YEAHH!!!」

「「「・・・・・・」」」


シーンとする会場の中、
ハイテンションで試験の説明をしているのは
プロヒーローであり雄英講師の1人
「プレゼント・マイク」だ。


(・・・やっぱ一般入試には居ないよね)

私はというと、
本来の目的のお兄ちゃんを探してみるが
それらしい人は見当たらなかった。


「すごい・・・!!
ラジオ毎週聞いてるよ、感激だなあ!
雄英の講師は皆プロのヒーローなんだ・・・」

「うるせえ」


出久くんは興奮気味でぶつぶつ呟いている。
そういえばヒーローオタクって
クラスでも言われてたなぁ。


「リスナーにはこの後、
10分間の模擬市街地演習を行ってもらうぜ!

プレゼン後は各自
指定の演習会場へ向かってくれよな!」

「・・ダチ同士で協力させねえってことか。」

勝己くんがチラリと
出久くんの受験番号と会場の
書かれた紙を見ながら呟く。

「受験番号、連番なのに会場違うね」

「見んな、殺すぞ」

『あ、私出久くんと一緒の会場だ。』

「あぁ!?」


不機嫌な勝己くんを
さらに不機嫌にしてしまった・・・

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