• テキストサイズ

【MHA】私の好きな人と私を好きな人

第2章 迷っているのは、進もうとしているから




ーー2月26日 入試当日。

勝己くんと待ち合わせてから
地下鉄を乗り継ぎ、
雄英高校に辿り着いた。

と、急に勝己くんの機嫌が途端に悪くなる。

(・・・あぁ、なるほどね。)

そこには同じクラスの緑谷出久くんが
緊張した様子で立っていた。


「どけデク!!」

「! かっちゃん!!」

「俺の前に立つな、殺すぞ」

『ひぇっ、勝己くん怖い・・・』

「うっせー綾乃!行くぞ!」

「おっお早う、
がんバ張ろうね、お互ががい・・・」


緑谷くんがビクビクしながら
勝己くんに挨拶するも、
お構い無しにフルシカトで
通り過ぎる勝己くん・・・

自分から声かけたくせに!


『緑谷くんおはよ!
本当ごめん、試験頑張ろうね!』

「あ、かっちゃんの・・!ありがとう・・」

『綾乃でいいよ!
先行ってるね、出久くん!』


出久くんに手を振りながら
急いで勝己くんの隣へ走る。
そのとき周りの人の目線に気がついた。


「なあアレ・・・バクゴーじゃね?
「ヘドロ」ん時の・・・」

「おぉ本物・・・」


『おー、さすが勝己くん有名人!』

「・・・・」

『出久くんも一緒に、
みんな受かるといいね!』

「綾乃、黙ってろ」


怒られちゃった・・・

/ 43ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp