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【MHA】私の好きな人と私を好きな人

第3章 恋は意思とは関係なく生まれ、そして滅びる




「爆豪、中学の時
ソフトボール投げ何メートルだった」

「67メートル」

「じゃあ"個性"を使ってやってみろ。
円から出なきゃ何してもいい、

思いっきりな。」

そう言って相澤先生は
勝己くんにボールを投げ渡した。

「んじゃまぁ」

勝己くんは思いっきり振りかぶる。

「死ねえ!!!」

(・・・・・死ね?)

球威に爆風を乗せ、
ボールは彼方へ飛んでいった。

「まず自分の最大限を知る。
それがヒーローの素地を形成する合理的手段。」

そう言って相澤先生が手元の測定機を
私達に向けた。705.2mと表示されている。

「なんだこれ!すげー面白そう!」

「個性思いっきり使えるんだ!
さすがヒーロー科!!」

「・・・面白そう・・・か。」

急に相澤先生の雰囲気がガラリと変わった。

「ヒーローになる為の3年間、
そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい?

よし、トータル成績最下位の者は
見込み無しと判断し除籍処分としよう。」

「はああああ!?」


個性把握テスト・・・
これはサポート向き個性の私にとって
最初で最後の難関になるかもしれない。

(あぁ、いっそ遅刻すればよかった・・)

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