ヤンデレヴィクトル氏による幸せ身代わり計画【完結済】
第4章 関係が拗れる話
どうせ同じようなことをされるなら、少しでも楽な方法で…そう思ったのだ。
「ふふ、桜のまんこ、うれしそうにひくついてるよ、もっと俺の精子が欲しいってお強請りしてる。あぁ、上のお口でも聞きたいなぁ、言ってご覧?」
にっこりと、不気味な程に綺麗に笑う男に観念して、彼女は彼の望む通り、言いたくもない言葉をその唇から紡いだ。
「ヴィ、ヴィーチャの精子下さい」
「んー、それじゃあ50点ってところかな、もっと具体的に厭らしくお強請りしてみてよ」
「具体的?」
「ーーーとか、ーーー、ーーー…あとーーーとか沢山あるだろう?」
混乱する彼女の耳元に唇を寄せたヴィクトルは、とびきり卑猥な言葉を教え込む。
「ーーー、っ!?」
「はは、真っ赤になっちゃった、可愛い。ほら、早く言ってよ桜、可愛い声でお強請りしてみせて?」
「あ…、う……ヴィーチャ、の赤ちゃんの種私に植え付けて、私の、ヴィーチャ専用のおまんこに、たくさん射精してください…」
「うーん、少し物足りないけどまあいいか、及第点をあげるよ」
秘裂に彼のそそり立ったモノが埋まっていく。
思わず顔を逸らした桜だったが、無理やり顔の方向を正面に直され、窘めるように眼球をべろりと舐められた。
恐れと嫌悪感から小さな悲鳴をあげた桜に、しっかりと結合部を見るように命令してから、男はその先端を奥まで捩じ込んだ。
「今お前の中にいるのはだれ?」
「っヴィーチャ…」
「そう、いい子だね。この中に入っていいのはだれ?」
「ヴィーチャ、だけ」
「ふふ、ここに種付けしていいのは、だぁれ?」
「それも、ヴィーチャだけ」
「お前は誰のものだい?」
「ヴィーチャ、ヴィーチャのもの」
「perfectだ。ご褒美をあげようね」
体を二つに折り畳まれ、男の体重でもって奥の奥まで犯される。
逞しい男根で腟内を激しく抽迭されて、悲鳴じみた喘ぎ声を上げながら、だんだんと薄れていく意識の中、最奥へと放出された熱に身を震わせた。
その後、自身を好き勝手に犯した男よりも先に覚醒した桜は、ここから、いや、この男から逃げる決心をした。
がくがくと震える足で、シーツ一枚だけを被り廊下をゆっくりと、しかし急いで歩いていく。