ヤンデレヴィクトル氏による幸せ身代わり計画【完結済】
第4章 関係が拗れる話
「あんな男に色目を使って、あいつとsexするつもりだったのか?」
「色目なんて使ってないよ、ヴィーチャ、何を怒ってるの?怖い…」
家に入るなりヴィクトルは桜を寝室へと連れて行った。
桜を睨む目は暗い色をしており、冷たい声音で言葉を紡ぐ。
「何を怒ってるか…だって?それはお前が一番分かっているはずだ」
「や、わかんない、いたい、やだっ」
腕を掴み、ベッドへ押し倒せば桜の体は無意識に震える。
「最近俺を避けていただろう?気付かれてないと思ってた?今だって避けているじゃないか!」
「それはっ、だって…」
(あなたを好きになってしまったから会わない方がいいと思ったなんて言えない…)
桜が黙りを決め込むと、その反応に更に機嫌を悪くしたヴィクトルは眉を潜める。
「…他にいい金蔓でも見つけたのかい?」
「何言ってるの?違うっ」
「何が違うんだ、お前は金を貰ったら誰にでも股を開くんだろ?この淫売が!」
桜の服を強引に剥ぎ取り全て床へと落とし、一層声を低くして、唸るように桜へ酷い言葉を投げつける。
そして彼は慣らしてもいない彼女のそこへ、スキンも付けずに自身を宛てがった。
「やだっ違う!やめてっ」
「違わないだろ?お前は俺に金を貰ってるから股をひらいているくせに!言えよ、俺以外の何人に足を開いた?それでいくら貰ったんだ?」
激昂したヴィクトルは、ぐぐ、と桜の膣口へ侵入を試みたが、しかし2週間の間誰の侵入も許さなかったそこは、固く閉ざされており、ヴィクトルのそれを拒む。
「チッ」
大きな舌打ちを響かせた男はサイドテーブルの引き出しに入れてあったローションをペニスと乾いている膣口へかけると、もう一度そこへ入ろうと力を込めた。
「いやぁっ痛いっやだ!」
「お仕置きだよ、桜」
いつものロシア訛りの響きではない、まるで日本人が呼ぶような完璧な響きでもって、彼女の名前を呼んだヴィクトルは、今度こそ桜の膣へ侵入を果たした。
「ああああああっ!!」
一気に奥まで押し入り、桜は痛みで体を戦慄かせた。