第7章 安土で(1)
私が感じることが出来たのは
緊張がはしったことだけだったが、
私が信長様の手を払った一瞬で、
秀吉さんが
立ち上がろうとするのを
三成くんが抑え、
刀を抜こうとしているのを
政宗さんが抑えていた。
秀吉「…この無礼者!即刻、斬る!」
2人を無理やり引き剥がして
秀吉さんは殺気を纏い、
私に斬りかかろうとしていた。
信長「やめろ。秀吉。」
秀吉「ですが御館様…」
信長「やめろと言ったのが
聞こえなかったのか。猿め。」
秀吉「はっ…」
信長「こやつのこの様な態度に
ついては今後一切、
口を出さぬように。
俺は案外、
この態度が気に入っている。」
「「「はっ」」」
秀吉「…はっ」