第6章 沈静
「え……2人とも……!?」
佐助「すまないが、説明は後だ。」
幸「信長、お前相変わらず横暴だな。」
秀吉「信長様に無礼な……!」
信長「黙れ秀吉。貴様、幸村か……」
幸「馴れ馴れしく呼んでんじゃねーよ。」
睨み合う2人は、殺気立っていて
今にも刀を抜き戦いを始めそうだった。
「ゆ、幸、信長様…!」
ここじゃ宿に迷惑がかかるから、
一旦外に出よう?
そう言うと皆しぶしぶと言った感じで
外に出てくれた。
そして、寅の刻に近づいた頃ーー。
外に出て少し歩いた
ところにある野原の真ん中で、
私、幸、佐助君と
信長様、秀吉さん、
ともう1人の男の人が
対峙していた。