第6章 沈静
「の、信長…様……?」
さっきとは違う意味で
震える声を抑えながら私は言った。
信長「そうだ。貴様、逃げ出したと
思ったらこんな所におったか。」
「なぜ……」
信長「貴様は俺に幸運を運ぶ女だ。
よって、傍に置くことに決めた。」
「そんな…
お断りすると言ったはずです。」
信長「貴様に拒否権はないと
言わなかったか?」
「そんな横暴な…!
私には行く所があるんです…!」
信長「諦めろ。
貴様の行き先は安土城だ。」
「違いますっ……!」
その時ーーーー。
幸「お前ら何やってんだ。」
佐助「舞さん、下がって。」
天井裏から2人は降りてきた。