第24章 初陣(6)【R15かな…?】
「負けました……」
もはや負けるのが恒例になっている気がする。
というより信長様に勝てる気がしない…
信長「さて、今までに貴様から奪ったのは耳と…」
「ひゃっ…!」
信長様が繋がれていない方の手で耳に触れる。
くすぐったい。
信長「手と…」
そう言いながら信長様は繋いだ手に力を込める。
信長「足と…心ノ臓だったな。」
「ぁっ…んっ……や……ぁ…」
執拗に耳を攻められ、くすぐったい感覚から…身体の奥からじんわりと熱くなるような、力が抜けるような感覚に変わる。
「っ……あっ…のぶ、なが、さま……」
信長「相変わらず、貴様はいい声で啼くな。」
「っ………」
恥ずかしくて、唇を噛むとふっと笑われて信長様の親指が私の唇に触れる。
それでも尚やまない耳への愛撫に耐えかねて信長様の親指を柔く噛む。
信長「っ…!貴様、何をする。」
信長様は耳への愛撫をやめて怒って尋ねてくる。
「っ…はぁ……唇は、まだ奪われてないはずですから。仕返しです。」
信長「ほう……なるほどな。一理ある。わかった。今宵はここを奪ってやろう。」
そう言って信長様は………