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戦国のシンデレラ

第20章 初陣(2)


「!!」


三成「もう暗くなってきましたし、手を、繋ぎましょうか…」


そう言って左手を絡め取り、三成くんは先に歩き出してしまう。


(ど、どうしちゃったの……?)


少し先に歩く目の前の銀髪を仰ぎみるとチラッと覗く耳は真っ赤に染まっていた。


(照れてるのかな…それとも夕陽のせいかな)


どちらなのかはわからない。
でも、できれば前者であって欲しいという想いを抱きながら私はその背中について行った。
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