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【マギ】 A Trip to MAGI World

第8章 Premonition


〈真愛side〉

「本日はありがとうございました、白龍皇子。舜兄、明日もよろしくね!」

すごい…言葉の使い分け上手だなぁ…

「はい、また明日。」

2人、いや白瑛様も入れて3人か。
3人と別れて、2人で部屋に戻ろうとした時。


「もし…」

びっ、びっくりしたー!


…神官の…一人?
何で…

「銀行屋の者ですが、李青珠さん、少しお時間を頂いても…?」

青珠…?
どうして…

「は、はい…。」

青珠も困惑している。

「では、こちらへ…」
「はい…。じゃあ真愛、先に帰ってて。ごめん」
「分かった。」

そして、青珠は銀行屋についていった。

一人取り残されると、周りがやけに暗くて静かに感じられた。

あ,ここ…
白龍皇子と玉艶が初めて戦った(?)ところだ。




…なんか、怖っ。

さっさと部屋に戻ろ…


「待てよ」

空から声がした。
この声…

見上げると、思った通りの人物が浮いていた。

「ジュダル…!?」
「おいおい、呼び捨てかよ…。無礼な奴だな」

ジュダルはそう言いながら降りてきて、私の正面に立った。

「…失礼しました、神官様」
「ま、それはどーでもいいんだけど」

中庭がさっきよりさらに暗く感じられる。

「…何か、用ですか?」
「お前にどうしても会いたいって人がいるんだよ」

…会いたい…人…?

「私に…?」

「あぁ」

ジュダルはそう言って後ろを指した。

だけど、それより先に、私は気配を感じていた。



この…気配は…。
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