【マギ】 A Trip to MAGI World
第8章 Premonition
〈真愛side〉
「真愛、そろそろ行っていいんじゃない?」
「そうだねー。紅覇は?」
「んー、どうせ後で会うからいいや」
「そっか。じゃあ、行ってくるね」
「外に出て、右の方に行ったらいいと思うよ」
あ、そういえば聞いてなかった。
「ありがとう!」
・・・
あ、いたいた!白瑛さんだ。
やっぱり綺麗な人なんだなぁ。
「あっ、真愛!舜兄、あの子が真愛だよ…って、かわいいね!その髪型」
…青珠、テンション高くなってる。
「真愛さんですか。青珠の兄の李青舜です。妹がお世話になってます」
「いえ、そんな!私の方が、青珠に色々教えてもらっていて…」
…ちっちゃいなぁ。
同い年の兄ってことは、年上…?
っていうか、青珠より小さいような…。
「あら、あなたが真愛さん?」
「は、はい!白瑛…様、ですよね」
「はい。第一皇女、練白瑛です」
微笑む白瑛様。
大人だなぁ。
「姉上!」
声に振り向くと、走り寄ってくる人影が見えた。
もしかして…?
「あら、白龍。」
やっぱり!
「あっ、姉上!?何ですかその顔の傷は…」
「大事ありません。見た目ほど深くない傷ですから…」
あ、この会話知ってる!(10巻おまけ)
仲がいい姉弟だなぁ。
青珠も、青舜…さん?に色々話している。
仲が良いって羨ましいな。
姉弟、兄妹。
…家族,か。