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【マギ】 A Trip to MAGI World

第6章  Departure


〈真愛side〉

その翌日。

「つまり、この船が出航するのは…」
「そして、その航路がこっちで…」

船で行くとは決めていたけど、いつ、どの船で、どの航路で行くかを決めるのに時間がかかった。

「ではこれで決まりだな」
「うん」

シン様たちが行く前に私が別の船で出発する。

「これで明日の旅立ちは完璧かな!」
「いや、まだだ。服はどうするんだ?」

…服?

「あぁ、着替え?」
「まぁそれもそうだが。シンドリアの官服で行くのか?」

え?あぁ、なるほど…

「これに関しては、ぜひ任せてくれという人がいてな。」

えっ、誰?

「はーい!」
「失礼します!」
「真愛!」

「ヤム!ピス!アリシア!」

「はいっ!私達からのプレゼント!」
「えっ!?」

赤紫の、布?
開いてみると…

「わぁっ、服!しかもこれ、浴衣…!!」

すごい、キレイ…!

「私たちで作ったのよ!」
「その官服を作ったときに描いてた絵をたよりに。」
「ちゃんと着替えも考えて二着あるんだよ!」

「すごいよ!ありがとう…!」

半月間でこんなの、良く作れるね。
皆、忙しかったはずなのに…

「ところどころ縫い目が荒いのはヤムだから。」
「っ余計なことは言わなくていいの!ピスティ」

確かに、一部縫い目が荒い。
けど、それがいいところかも。

「真愛、旅で辛くなったら、その服を見て、私たちを思い出してね!」
「離れ離れになっても、私たちずーっと、真愛の味方だし、友達よ!」

あぁ、嬉しいな。
友達がいるって、すごくいいことだよ…

「もちろん!絶対また会おうね!」
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