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【マギ】 A Trip to MAGI World

第4章 Happy beginnings


〈シンドバッドside〉
「真愛の剣の指導?アリシアが?」
「はい」
「もちろん構わんが、アリシアは剣を扱えるのか?」

剣を扱っているところなど見たこともないが…

「私剣持ったこともないから、基本から教えてもらおうと思って」
「そうか。しかし二人共剣はどうするんだ?」

「私は持っていますが…」
「そうだった。私持ってない」
「そうか。ならやろう」
「ならや…え?くれるの!?」

「たくさんあるからな!ほら」

武器庫の扉を開けた。

「わ、きらっきら!」
「そうだろう?すべて金属なんだ。剣はこっちだ」

「わ、いっぱいありますね」
「アリシアも初めて見るんだ」

「たくさんあるから、じっくり見て選ぶといい。」
「うん!これにする!」
「早くない!?」

「一目ぼれってやつ!ほらこれだよー」
そういって真愛は、高く剣を持ち上げた。

アメシストがはめ込まれた銀一色のナイフ。
銀と紫だけの、シンプルなデザインのナイフだ。
しかも、安物←

「なんかいいでしょ?すっごく気に入ったの!」
「…いいものが見つかってよかったな!」
「うん!シン様、ほんとにくれるの?」
「ああ」(安いし)
「ありがとう!シン様!」

「ほかに欲しいものがあったらやろう。もちろんアリシアもな」
照れ隠しもあって、アリシアを付け加える。

「やった!アリシア、せっかくだからおそろいのものが欲しいな!」
「だったらこれはどうだ?」

そう言って指輪を見せた。

「いいね!すごくきれい」
「宝石の種類で、色違いになりますね!」
「あぁ。俺はアリシアがガーネットで、真愛がアメシストだと思うんだが」
「瞳の色ですね!」

真愛は指輪をじっくり眺めてから、言った。

「ねぇ、もらってもいい?」
「あぁ」
「やったぁ、本当にありがとう!」
「ありがとうございます」

「さぁ、剣の修行だろう?銀蠍塔を使うといい」
「はい」
「行ってきます!シン様!」

…あっ!真愛剣忘れてる!

「真愛!剣!」
「あっ!ごめんなさいー」
「ははは」
「じゃ!今度こそ行って来ます!」
「ああ。いってらっしゃい」

しかし、アリシアが剣を使えるとはな…
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