【マギ】 A Trip to MAGI World
第4章 Happy beginnings
〈真愛side〉
「えっと…ピス、ヤム、シャル兄、ジャーさん、シン様」
私はみんなをこう呼ぶことになった。
しかも敬語いらないとか…
私、何者扱いなんだろう?
「なれるまで、たくさん話してみたら?」
「じゃあ、シン様、食客って何する…の?」
「何かあれば言うから、自由にしていいぞ」
自由だなぁ。暇かも
「俺が剣の指導をしてやってもいいぜ」
「え、シャル兄に教えてもらえるレベルじゃないよ。だって剣持ったことないもの」
「マジかよ!」
「もってたら逮捕されちゃう」
「そうなのか?」
「は…うん、銃刀法っていうのがあって。」
「じゃあ料理どうするの?」
「あ、それはね・・・」
そっか。いろいろ違うんだな。
「魔法使いも、ファナリスみたいな種族もないの」
「へぇ。平和な世界ね」
「そうでもないよ。戦争は昔あったし、今も遠い国ではある。日本も昔、原子爆弾が落とされて、何十万人も犠牲になったの。あ、ごめんね朝食中なのに」
「いや。それより、魔法もないのに爆弾をどうやって作り、落としたんだ?」
「あぁ、科学の力だよ…」
科学の説明(適当)。
「へぇ!鉄が魔法なしで浮くのね!」
「時々墜落するけどね」
「え!!怖くないの?」
「日本は99%安全だよ」
「国によって違うんですね」
「ええ。日本は治安のいい方。のんきに銃刀法なんてやってるの日本だけだと思う。国って色々あるの。例えば王がいるかとか。日本に王はいないよ」
「そうなのか!」
「じゃあどうやって政治してるの?」
話していると、次から次に話題が見つかる。
日本って、いい国だなって思えるから不思議。
「あ、シン。そろそろ仕事に行きましょう」
「えっ!?俺も!?」
「当たり前でしょう!?」
「真愛、実に興味深い話だ。また詳しく話してくれ!」
政務官に引っ張られる王・・・
「あ、ヤム。今から予定ある?例の研究をさ」
「あ、いいわよ」
「私も行くー!」
「アリシアも呼んでいい?」
「真愛がいいなら」
「アリシアもおいでー!」
「え!い、いいんですか!?」
頼れる仲間が一人増えて4人になった!
「図書館に行きましょう。」