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【マギ】 A Trip to MAGI World

第4章 Happy beginnings


〈真愛side〉
大きなテーブルを、王、ジャ、シャ、ピス、ヤム、アリシア、そして私の7人で囲む。
小、中学校の給食みたい。
朝食も普通。パンと卵と野菜と…果物?

「食べてもいいのですか?」
「もちろんだ。」
「では、いただきます!」

どれから食べよう。パンかな?ん、パンって手でつかんでいいの?

「それは日本の礼儀作法ですか?」
「何がですか?」
「手を合わせて『いただきます』って言ったでしょ?」
「あぁ、そうだった?クセになってるのかな」
「てことは、礼儀なのか?」
「そうだと思います。考えたこともなかったですけど」

ピスはパンを手で食べている。じゃあ、食べてみよう。

「味はどうだい?」
「安心する味です。日本で食べてたのと同じです。」
「あら、そうなの」
「うん。」

この果実?何だろう

「それはパパゴレッヤ、シンドリア特産だ。日本にもあるのか?」
「いえ、ないです」

一切れ口に入れる。

「おいしい!すごくおいしいです!」
「ふふっ。これ、高級なのよ?」

高額なのもわかる。すごくおいしいもの。

「食べながらでいいので聞いてくれ。俺は真愛を食客にしようと思う」
「ほっはふ(食客)!?」
「ああ。嫌か?」

とりあえずパンをのみこんで。

「嫌っていうより、大丈夫ですか?私なんかを食客にして」
「それなら心配ない。真愛の気持ち次第だ。」
「私は全然嫌じゃないです」
「ならよかった」

あ、じゃあ私夜一人なのかな?

「それから、アリシア。」
「はいっ」
「真愛の、専属の侍女にならないか」
『専属!?』

アリシアと私の声が重なる。

「真愛に仕えるということだ。」
「私に仕える!?」
「真愛に、仕える!?」
「アリシア、ちょっとひどい」
「あ、ごめん。」

「なんだか仲良さそうね。いいんじゃない?」
「うんうん!1年間だけでしょ?」

「どうする、真愛?」
「え、アリシア次第でしょ?」
「じゃあ、専属になってもいい?」
「ありがとう!」

なんかすごい。私専属!
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