• テキストサイズ

【マギ】 A Trip to MAGI World

第4章 Happy beginnings


〈真愛side〉
「ねぇ、私もアリシアの髪いじっていい?」
「え!?で、でも」
「ちょっとやってみたい髪型があるんだけど、だめ?」
「ならいいよ」
「やった!」

両サイドの横髪を残して、右サイドテール。
私がやりたかったのはその髪型。
15分後くらい。
自分でもびっくりするほどイメージ通りの髪型になった。

「どう?」
「すごくかわいい!けど、恥ずかしいな…」

「えぇぇ!?すっごく似合ってるから、いいじゃない」
「でも私、ただの侍女だし、きっかけもなくこんな…」

「関係ないよ!私が髪セットしたっていえばいいでしょ?」
「わかったよ…。絶対そう言ってね」
「はいはい、約束する。さ、もうすぐ8時だし、朝食!」
「もうそんな時間?」
「おなか減ったぁ!」

私、なんでこんなにおなか減ってるんだろう?
昨日も、ちゃんと食べたのにな。

「はいはい、案内するよ。」
「いぇーい!」

どこ行くんだろ?いまいち王宮内のことわかってないんだよね。
そうだ!アリシアに聞こう!

「今日、一緒に朝食食べるのって誰?」
「八人将の4人と王。」
「な、なんで私呼ばれたんだろう?」
「さぁ。王様が望んでるとかなんとか…」

あぁ、なるほどね・・・あーこわっ

「王と八人将はいつも一緒にご飯食べているの?」
「そんなことはないわ。ヤムライハ様やジャーファル様なんて何食も抜くことがあるもの。いつもはそれぞれよ」

そっか。研究だったり仕事だったりで大変だろうな。

「あ、じゃあアリシアはどうするの?朝食」
「うーん、どうしようかな?」
「一緒に食べようよ」
「やめとく。緊張するから」
「それは私もだよ。」
「それはそうだけど」

「で、この奥が食堂よ」
「わかった。」

扉を開ける。
ギィィィ―
ヤな音だな。耳が痛い。
この扉修理した方がいいよ。絶対に。

「わ、人が多い。ここで王様たちも食事するの?」
「そうよ」
「シンドバッド王らしいね」

あ、ヤム!
「ヤム!おはよう」
「おはようございます。」
「あ、真愛、アリシア!?」
「きゃー、どうしたのその髪!かわいい~!」
「ピス!これね、アリシアが結んでくれたの!アリシアのは、私が。」
「すっごく似合ってる!」

アリシア、真っ赤!

「さ、もうみんな来てるわよ。こっち!アリシアもね。」
/ 105ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp