【マギ】 A Trip to MAGI World
第3章 I Charm Is Non-Discrimination
〈ピスティside〉
面白くなってきた~!!
チャームだって!なんかいろいろと想像しちゃう!
「へぇ、魅力ねぇ。その知らないおじさんのことも気になるけれど」
「それよりも!魅力かぁ!すっごく面白いもの持ってるね、真愛!」
「ふぇ、ふぁ?」
真愛は、ウチらの急な変化についていけてないね。
だからちょっと、説明してあげる。
「さっきは疑ったりしてごめんね。危害を加えたわけじゃないってわかったから、安心して」
「はぁ、ありがとうございます?」
「にしても、すごいねその魅力の威力!」
「そうよね、剣術バカは置いといて、恋とか興味なさそうなジャーファルさんや、女癖は悪いけど妻はめとらないと決めている王様まで、とりこにしてるんだから」
「シャルもヤムに・・・(ボソッ)」
「ん?なにかいった?ピスティ」
「ううん、七海の覇王は不思議な力には慣れてるはずなのにねって」
「確かにねぇ。」
我ながら、ごまかすのが上手いなぁ!
「ってことは、スパルトスにもかかったりして~!」
「えぇー!?なんか想像できないわ」
そうやって二人で盛り上がっていた時。
「あの、ってことは・・・
ドラコーン様にも、かかってしまうのでしょうか?
それって・・・」
真愛が、そういった。
・・・大変なことになっちゃう!サヘルさんが!
「ドラコーンさんは今、どっかの調査に行ってたよね。帰ってくるまでは、少なくても5日あるよ」
「じゃあそれまでに、調べるなり実験するなりなんとかしましょう!全力でサポートするわ!」
「ありがとうございます!でも、お忙しいのでしょう…?八人将であるお二人にお頼みするわけには…」
「何言ってるの!私、その魅力について研究したいの」
「私だって、言うほど忙しくないしね!」
そして、二人声をそろえて。
『サヘルさん怖いし!』
「あら・・・・」
ドラコーンさん、サヘルさんに頭上がらないんだよ?
「それに真愛、態度が固すぎ!まぁさっきまで威圧かけてたのは私達なんだけど」
「これから王宮に仕えるみたいだし、仲良くしようね!」
「はい!とっても嬉しいです!」
サヘルさん怖いけど、
でも。
内心どこかで楽しんでる自分がいた。
やっぱり、面白くなってきた!